「アイビー」と聞くと何を思い浮かべますか?
1960年代だったら迷わず「アイビー・ルック」のことだと答えが返ってくるでしょう。
アイビー・ルックとは、アメリカ東部の8大学のフットボール連盟に所属する部員が始めたファッションのことです。
各校のレンガ造りの壁にはツタ(アイビー)がからまり、これをシンボルに連盟は「アイビー・リーグ」と名づけられました。
そしてアイビー・リーグの部員たちが好んだファッションは、日本の若者たちの心をとらえたのです。
アイビー・ルックは、
●三つボタンでナチュラルショルダーのずん胴ジャケット
●オックスフォード地のボタンダウンシャツ
●裾が細めのスラックス
・・・・・・が主な組み合わせ。
さらに細いネクタイやコインローファーを合わせます。
全体的に上品な着こなしが特徴ですね。
1960年代の日本は好景気が続き、高度経済成長が始まったところ。
経済的に余裕が出てきたためにおしゃれもバリエーションが出てきていました。
そんなファッションに敏感になった若者たちは、さらに豊かな憧れの国・アメリカの学生のスタイルを取り入れました。
特にアパレル会社社長、石津謙介が立ち上げたVANブランドがアイビー・ルックを打ち出し、若い男性の間に大流行をもたらしたのです。
アイビー・ルックでVANの紙袋や麻袋を脇にかかえ、さっそうと歩くのがステータス。
アイビー・ルックブームは、日本の男性のファッションに大きな影響を与えたのです。