ダッコちゃん|あの頃は何が流行ったの?

  1. あの頃は何が流行ったの? TOP
  2.  > 
  3. ダッコちゃん

ダッコちゃん

「ダッコちゃん」は1960年に宝ビニール工業所(現在のタカラトミー)が発売したソフトビニール製の人形です。
女の子や若い女性の間で大流行しました。

黒い肌にぶあつい赤い唇、腰みのを巻いた黒人のような女の子の姿をしています。
ダッコちゃん人形は何かにしがみつくようなポーズをしていて、腕にぶら下げて持ち歩けるようになっていました。
いつでもどこでも連れて行けるので、外で遊んでいる女の子は誰も彼もダッコちゃんと一緒でした。
正式名称は「木のぼりウィンキー」または「黒ん坊ブラちゃん」ですが、だっこして遊ぶことから「ダッコちゃん」の愛称がつけられ、こちらが一般的になったのです。

全国的に流行したため売り上げが追いつかず、ニセモノが出回るまでに。
それでも人気は衰えず、お父さんやお母さんは朝から行列に並んで買ったのです。
本物は目には特殊なシールが貼ってあり、かたむけると片目をウインクして見えます。
ニセモノにはこれがないので見分けるポイントになっていました。

けれどブームはまもなくおさまり、おもちゃ屋では大量のダッコちゃんが余ってしまいました。
さらに1980年代に黒人差別論争が起き、その流れで製造も中止されました。

ダッコちゃんは「だっこちゃん」に表記を変えて2001年に復活しました。
今度は黒人的要素をなくし、ピンクやオレンジ、水色など7色のカラフルな人形になっています。
新生だっこちゃんはとんがり頭ですが、これは水滴をイメージしているそうです。