「ベイブレード」は2001~2002年に小学生の間で流行した現代版ベーゴマです。
「スリー、ツー、ワン、ゴーシュート!」のかけ声でコマを回し、相手のコマをはじき出すかより長く回っていたほうが勝ちという遊びです。
1999年にタカラ(今のタカラトミー)が発売しました。
当初は少年誌と組んでマンガ連載で宣伝をしていましたが、2001年に放送されたアニメ「爆転シュート ベイブレード」がきっかけで流行に火がつきました。
全国で品薄状態になり、数時間並ばなければならないほどの大ブームになったのです。
ベイブレードのもとになったベーゴマは、高度経済成長期まで男の子の人気の遊びでした。
バケツにゆるく布をはった台の上でコマを回す光景は、どこの街でも見られるものだったのです。
その後テレビゲームや新しい娯楽の登場ですたれていきましたが、数十年を経て昔以上に男の子を熱狂させる遊びになったのはなぜでしょうか。
人気の理由の一つとしては、5つのパーツを組み合わせてオリジナルのコマが作れることにあります。
ベーゴマは削るか重くするかしか改良方法がなく、しかも時間も力もかかります。
それを複数の部品にすることで、誰でも思い通りのコマに改造できるようになったため、子供たちのカスタム心をくすぐったのです。
もう一つは、初心者でもすぐに遊べることです。
ベーゴマは紐をコマにぴっちりと巻きつけ、しばらく練習しないと回せませんでした。
けれどベイブレードは「シューター」と呼ばれる道具を使うので、初めてでも試合に参加できる間口の広さで多くのプレーヤーを獲得できました。
ベイブレードで遊ぶ男の子のお父さんもまたベーゴマ世代。
親子を巻き込んでの大流行になったのでした。
いったんおさまったベイブレードブームですが、2008年に新シリーズが登場しました。
前のシリーズがプラスチック製だったのが金属製になり、試合の迫力も増したこと。
そして7年経ってベーゴマもベイブレードも知らない小学生に斬新な遊びに映ったことから、新たに全国的なブームになっています。